Second DAY

適当なただの日記です。飼い猫♂の名前はつみれ。

絵本の話

こんにちは。

 

おさるのジョージを観て、「ジョージはバカだなぁ〜笑」と嘲笑った後、「なんでジョージはこんなに迷惑かけても許されるんだ」と嫉妬の念に駆られる33歳です。

 

 

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先週、ちょっくら午後休もらって婦人科に行ったんですけど、予約の時間まで結構余裕があったので、久々に本屋さんに寄って絵本買ってきました。

 

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コラリー・ビックフォード=スミス 作

スミス幸子 訳

『キツネと星』

 

しおたに まみこ 作

『さかなくん』

 

 

本当は買うつもり無かったんですけど、久々にビビっと来てしまいました。

 

『キツネと星』、まず装丁がめちゃくちゃ好き。

布張りに白インクで、こう、版画みたいに「塗り」と言うか、凸版で描かれた表紙。こういうのってなんて言うんでしょう。教養無くてジョージ。

 

で、白インクが剥がれないようになのか、透明なビニールのカバーが施されています。

これは外しても良いのかも知れないんですが、私はそのままにする事にしました。

大事に、丁寧に扱いたい本って良いですよね。

 

画法も恐らく版画なのかな?ディテールに富んでますが線はハッキリクッキリしてて、分かりやすいです。

 

ストーリーはシンプルで短いですが大人向けで、指標を無くして落ち込んだ時に読むと元気がもらえる、そんな内容になってます。

装丁に惚れて買ったから内容のレビューが薄い。

 

調べてみたら、2019年のようちえん絵本大賞を受賞してるみたいですね。

目を引く絵なので、確かにお子様も楽しめるかと思います。

芸術性が高く、読む年代によって感想が変わるような、長く楽しめる絵本を探してる方へオススメです。

 

『さかなくん』は、パッと見普通のお子様向け絵本なんですけど、なんかジワジワ惹かれるものがあって、そのまま立ち去れなくなって購入に至りました。

 

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ハッキリした絵柄も好きだけど、こういう柔らかい絵柄も好きです。見れば見るほど可愛く思えてきます。

なんだこれ。可愛いなオイ。

画法はこれ何でしょうね。色鉛筆かな?

鉛筆と水彩かも知れない。全然分かんない。(教養がジョージ!)

 

主人公のさかなくんは、水の入ったヘルメットを被って、普通に陸にある小学校へ通います。

勉強は大好きだけど、足がヒレなので体育の授業だけは嫌い。

 

友達は、トカゲさんとニンゲンくん。

 

親近感があるようで、結構独特の世界観なようで、でもやっぱり親近感があって、不思議なホッコリ感です。

 

こちらは、色んな生き物が学校に集まって思いやりを育む姿を見たい方にオススメです。

 

 

 

いやぁ、やっぱり絵本って良いですね。

良質の絵画と文学に同時に触れられる、素晴らしいコンテンツです。

この日は購入した2冊を読み終わった後、他の絵本も読み返したくなって夜更かししてしまいました。

 

 

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絵本熱が上がってきたので、手持ちの絵本の中から「装丁が好きな本」を紹介させてください。

 

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井上奈奈 作

『ウラオモテヤマネコ』

タイトル金の箔押しは正義。

カバー無し、ザラザラのハード仕様で、ヤマネコのお腹に穴があいており、後ろに描かれた星の絵が覗いています。好き。

 

 

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ミヒャエル・エンデ

ビネッテ・シュレーダー

酒寄進一 訳

『影の縫製機』

 

アヌシュカ・ラヴィシャンカ 著

デュルガ・バイ他 絵

野坂悦子 訳

『猫が好き』

 

箱に入った本も良いよね。

 

『影の縫製機』は布張りで高級感があり、『猫が好き』は箱に色んな形の穴があいてて、絵本を箱に入れると穴から猫の目が覗きます。

こういう小技好き。

 

 

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M.B.ゴフスタイン 作・絵

末盛千枝子 訳

ピアノ調律師

ピアノ調律師の祖父に憧れる少女と、孫娘をピアニストにしたいおじいちゃんの物語。

文字主体の、ちょっと長めのお話。

一見普通の装丁ですが、マット仕様の紙カバーを外すと…

 

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布張りに銀の箔押しで描かれた調律道具!!

粋なことしやがる!!!綺麗!!!好き!!!!

 

 

 

お次は絵本では無いんですけど、

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2011年に横須賀美術館で開催された『トリック&ユーモア展』の図録です。

 

 

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プラスチックカバー外すと訳わかんない!!

さすがトリックアート展の図録!!好き!!!

 

 

 

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フレデリック・クレマン 作

鈴村和成 訳

『アリスの不思議なお店』

私の中で「装丁が綺麗な本」の圧倒的指標になっている、原点の絵本です。

ご多分に漏れず箱入りなんですが、まずこの箱のアンティークなデザインが好き。

もっと言えば、アンティーク調ではあるけど、地は鮮やかな黄色でところどころ小さなパールも置かれている所から、華やかさや上品さも感じ取れるのが好きです。

 

真ん中は窓のように四角い穴があいており、本体に描かれた天使が覗く仕様です。

 

そして、

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中は白地にタイトル空押し!!

情報量多めの箱とのギャップが好き!!!

美し過ぎて好き過ぎて泣きそう!!

泣いていいですか!!!

 

 

 

 

 

最後に、ちょっと主旨とは外れるんですが、お子様が居らっしゃるご家庭に、昔から超絶オススメしている装丁の絵本でございます。

 

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E.H.ミナリック 文

モーリス・センダック

松岡享子 訳

『こぐまの くまくん』シリーズ。

本当に昔からある絵本なので、子どもの居ない私がオススメするのは釈迦に説法な気もしますが。

 

しかしこちら、全巻、煩わしい紙カバーが無く、サラサラのハードカバーなのでキズが付きにくい・目立ちにくいのが特徴です。

投げても引っ掻いても、へっちゃら。

お話も絵もとっても素敵なので、本屋さんで見つけたら是非ご検討ください。

 

 

 

何やら絵本に詳しい人ぶって色々紹介させていただいたんですが、最近の絵本の事は全然追えてないので、皆さまもオススメあったら教えてくださいね。

またMOE読もうかな。

 

 

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唐突に今日のつみれ。

 

 

 

 

ではまた。